連載:クラシック

記憶と忘却―目には見えぬ糸:3つの楽団の会員として

前の前の日記で、wakohはバッハの「ミサ曲ロ短調」の演奏会に行ったことを述べた。それはまだ直にはお目にかかったこともない「やすべーさん」のご招待によるものだった。やすべーさんは、wakohがアンサンブルofトウキョウの会員を長く続けていることもご承知の上でお招きくださったのだった。恐縮なことだった。

 そのことを直接のきっかけとして、wakohが長年年間会員を続けている3つの楽団―このアンサンブルと読売日響、東京フィルハーモニーの2つの交響楽団のことに思いを馳せたのだった。これら3つの楽団は、それぞれ独自の目標と歴史、実績をを持つ独立の楽団だ。そんな