さんが書いた連載クラシックの日記一覧

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ヘンデル「メサイア」を聴く(1949)

 昨12月16日タイトルに掲げたオラトリオ、ヘンデル「メサイア」を聴いた。主催は、日本イエス・キリスト教団「荻窪栄光教会」だ。今まで何回か伺ったことがあるので、教会から案内が来ていたからである。場所は、wakohが自宅から徒歩で行ける杉並公会堂だ。家内と2人分を申し込み、座席指定だ。14:15開演とのことに、14時前には着くように出かけた。歩くのにすら些か難渋するようになってきたので、早目に出か…

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「クラシック」から離れた生活になるとは(1849)  

 wakohには音楽に憧れる気持ちがある。音楽にも、絵画にも、その音楽家にも画家にも憧れる。自らはそれとは遠い距離での生活をしてきたからかもしれない。今や、それすらなし得なくなってしまっているけれども、wakohは小学生時代から、学問・研究・勉学に惹かれていた。そして、それを自らのライフワークとして選んできた。いくら時間があっても足りない。気分転換も必要だろう。だが、若かった頃、音楽の基礎を学習…

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ビゼー:歌劇『カルメン』を視聴する(1303)

 もう何日も経ってしまったが、2月21日(金)タイトルにあるように、歌劇『カルメン』を視また聴いた。オペラ演奏会形式の全3幕総てだった。東京フィルハーモニー交響楽団の、チョン・ミョンフン指揮による演奏だった。サントリー定期シリーズでだった。  カルメンは、全てのオペラの中でも、もっとも有名なものだろう。そのハイライトは、何度となく聴いてもいる。またCDなどでも聴いている。だが、その全曲を通して聴…

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マーラー:交響曲第1番 〈巨人〉他を聴く(1286)

【公式】趣味人倶楽部さんの次のような文言が目に入った。 【教えて!】冬にこそ聴きたい、クラシック曲のおすすめは?  wakohは今まで自分の日記を書くのに精一杯であって、他の方々の日記などを殆ど自分から見に行ったりすることはなかった。  けれども、いわば初めてその【教えて!】冬にこそ聴きたい、クラシック曲のおすすめは?を見てみたのだった。  すると次の5曲が挙げられているのも目にした。 ①ヴィ…

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幻想交響曲・他(1278)

wakohは東京フィルハーモニー交響楽団の会員になって、何年になるだろうか。もう31,2年にはなるはずだ。最初は、新星日本交響楽団の年間会員になったのだった。未だ年間会員になるつもりはなくて、あるコンサートを偶々サントリーホールで聴いた時、思っていた以上にその演奏会がよく、かつまた年間会員になるとかなり割安になることも知り、それにN響の会員になどなかなかなりにくいであろうと思ったのがきっかけで、…

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ベートーヴェン:交響曲第九番〈合唱付き〉を聴く(1265)

思い直して、Leicanonさんのアドヴァイスもあり、「自己開示ということ」という日記をWordに書いてから、それを「趣味人倶楽部」の日記に添付してみた。なるほど、これなら消えない。  そこで、もう一つの消えた日記「ベートーヴェン:交響曲第9番〈合唱付き〉を聴く」も試みてみようか。wakohに残されている僅かな時間をさらに削るほどの意味はないのだが。 それに音楽の場合には、時間が経てば経つほど、…

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アンサンブルofトウキョウとの29年間(1255)

これから書かんとしていることは、多分かつて記したことがある部分があるのではなかろうか。  ただ、昨晩のアンサンブルofトウキョウ第133回定期演奏会『オーケストラ』を聴きに出掛けたので、それとの関連もあるので、もしダブった点があるところに気付かれた方も、どうぞご寛恕いただければ幸いである。 プログラムは次のとおり。 ・モーツァルト:交響曲 第27番 ト長調 ・モーツァルト:ヴァイオリン…

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読響第222回土曜マチネーシリーズ(1254)

タイトルに掲げたコンサートは11月23日、東京芸術劇場コンサートホールでに行われたものだ。だからもう数日経ってしまっている。日記にその感想などを記すのは、適切ではなかろう。けれども、ほんの心覚えに、ごく簡単にどんな演奏会だったかを書き留めるくらいなら許されようか。  指揮は、トマーシュ・ネトピル。 チェコ期待の俊英という。読響には初登場だ。wakohが知らなかったのも無理はなかろう。シンフォニ…

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東フィル演奏会・リスト「ファウスト交響曲」など(1231)

日記にwakohが聴いた音楽会のことなど記しても、殆ど反応がないも同然になってきてしまった。もちろん、それはwakohの日記の質に問題があるのだろう。読む人が極めて少ないうえ、読んで下さっても、コメントする気にもならないようなものであろうからだ。それでもなお、wakohとしては、一応の記録として一言なりとも留めておこうとするものではある。  昨10月21日夜は、サントリーホールでの東フィル演奏会…

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読響・ブラームス・2大曲を聴く(1229)

風邪が治らない。ぶり返してから3週間以上経ってしまった。毎食後飲む風邪薬もまたもや尽きてしまった。  この歳になれば、無理は効かない。大人しくしているより致し方がない。  教会の礼拝も3週間続けて休んでしまった。  だが、それにも拘らず、昨日はタイトルにある読響の演奏会を聴きに行った。尤も、wakohが移してしまったのか、家内はダウンしてしまってそれどころではない。幸い、息子が同道してくれた。 …

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3つの事ども―結婚式、K百貨店からの案内、読響の演奏会(1197)

元気盛んな頃は、一日の内にすることも多かった。殊に勉学・研究などはやり出すと限がないので、夢中になることすらあったようだ。  ところが、年老いたwakohはすること、なすこと、動作は緩慢になるし、すぐに疲れて悲鳴を上げるようになってきた。  それでも今日8月24日には、種類・ジャンルを異にする3つのことを兎も角もこなすことが出来た。  まずは結婚式だった。教会の礼拝堂で挙げられる結婚式に、教会…

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「振替」での新奇な経験から(1191)

たった今、「振替」と記した。どなたもご存知のことではあろう。だが念のため「新明解さん」を開いてみた。  ①臨時に、他の物と取り替えること。  ②帳簿上の付け替えによって支払いを行うこと。  ③「郵便振替」の略。  とある。  wakohが言わんとしたのは、上記の中では①にあたる。  wakohは都内の2つの交響楽団の年間会員を随分長く続けていることは、日記の中から容易に窺い知られよう。  年間…

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チョン・ミョンフン指揮のサントリー定期シリーズを聴いて(1187)

直前の日記で、風邪のことに触れた。もう1週間以上治らずにいる。  気分は優れないままだ。それだのに、昨晩7月18日には、第924回東京フィルハーモニー交響楽団のサントリー定期シリーズに出掛けた。実は、長年の会員として、何時しか2階正面席のそのまた中央の一番前の席になってしまっている。だから、なかなか辞められずにいる。その代り、もしも演奏中に咳でもしようものなら、目立つこと必至だ。マスクを着けずに…

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行か(け)なかったコンサート(1180)

奇妙なタイトルが思い浮かんだ。wakohは、音楽を聴くのは好きだと言っている。それなら、聴きに行けばよいだろう。その上で、感想なり、評なりを記すならよい。何も行かなかった、聴かなかったコンサートのことなんぞ、仰々しく書くまでもないだろう。wakohはよほど書くネタにも困ってきているのか。そう思われたとしても、それはごく自然なことだろう。  だが、実はそうではない。wakohはスケジュールなどを書…

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読響・土曜マチネー・第10代常任指揮者登場(1167)

もう何度となく書いていることなのだが、日記はやはりその日のうちに書いてこそ生き生きとしたものになり得るのではなかろうか。かつてのwakohは記憶力に関する限り、かなり良い方だったかもしれない。けれども、歳とともにそういう能力も衰えてくる。経験している瞬間には鮮明であっても、時間が経つにつれて、鮮明でなくなってくる。茫漠としてくる。それもまたやむを得ぬ現実だ。  日記を書くという行為それ自体が、即…

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友人の葬儀と読響の演奏会 (1153)

4月24日、26日の2つの同窓会は、随分早くから決まっていた。また、昨4月27日の読売日響の土曜マチネーシリーズも、1年も前から決まっていた。いずれも楽しみにしていた。  だが、死は何時訪れるか、前以ては滅多に判らない。次第に衰弱していくこともあろうが、急に亡くなる場合もある。人には判らない。神様のみ旨でもあろうか。  いずれにせよ、直前の日記に記したように、友人、しかもwakohの帝京大学就職…

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嗚呼あの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」―2つのコンサートが重なった時(1150)

生きている限り、いろいろなことが起こってくる。型通りのこともあるけれど、思ってもいないこと、予想外の経験をすることの方がむしろ多い。  昨4月19日には、そんなことが相次いだ。直前の日記に記したように、今までは考えたこともなかったデイ・サービスを初めて見学したりもした。  そうして、その午後には、「地域包括支援センター」の介護福祉士の方が見えて、いろいろな資料を基に、契約を勧められもした。こんな…

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遅すぎた日記 ー マーラー:交響曲第9番を聴いたのに(1121)

一体このタイトルは何だ。wakohの現状を露呈しているではないか。  かつては、wakohは相対的にはきちんとしている方だったろう。例えば、一日の過ごし方を、大まかには予め立てており、大体はそれに従った行動をしていたものだった。  だから、一日の行事は、その日の内に日記に少なくともメモくらいはしていたものだった。それが当たり前だった。  ところが、年老いてきたwakohはそれも出来なくなってきた…

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振替もまたよし―読響日曜マチネーで聴くベートーヴェン「運命」など(1117)

2月9日(土)は、wakohが長く続けている読響「土曜マチネーシリーズ」の第214回演奏会の日だった。それは、年間計画で早くから決まっている。wakohは年の初めに、2019年の手帳にすぐに書き入れるようにしている。他の予定とバッティングしないようにするためだ。  けれども、直前の日記に記したように、2月9日(土)は孫娘の結婚式となってしまった。そうなれば、当然孫娘の結婚式への出席を最優先させな…

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新年2度目の〈シェエラザード〉―東京フィルの演奏会(1110)

新年に入ってすぐ、1月12日(土)は読売日響の演奏会だった。そこでのメインの曲目は、リムスキー=コルサコフの交響組曲〈シェエラザード〉だった。そのことは、1月13日の日記「2種の藝術(絵画と音楽)との贅沢なはしご(1104)」に記したとおりである。若手の首席客員指揮者、山田和樹の端正な指揮にほれぼれとして聴き入ったことだった。    ところが、1月23日(水)東京フィルの第914回サントリー定期…