連載:百人一首2

[百人一首]68 心にも~

心にも あらでうき世に ながらへば
恋しかるべき 夜半の月かな

(今の苦しみがもっと深まるのではないか、いっそのこと早くこの世を去りたいものだ─こんな)自分の本心にさからって不本意のまま心ならずも、つらいこの世を生きながえるようなことになったならば、この美しい夜中の月はどんなにか恋しく思い出されることだろう。

■■三条院■■
出ましたね、三条天皇

今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを
人づてならで いふよしもがな

の藤原道雅と
当子(とうし)内親王の恋を引き裂いた、当子内親王のお父さん。
http://sskmszm.com/?p=9301
[百人