国宝展 仏像レビュー ①

京都国立博物館 「国宝展」第4期の仏像は、少ないながらも満足のいく内容でした。
気に入った仏像をピックアップしてみます。


◯仁和寺「薬師如来坐像」
第3期から展示されている、仁和寺の「薬師如来坐像」。
平安中期の円派仏師の作です。
びっくりするくらい緻密な彫り込み。
これができるのは白檀の木ならではですね。

台座を含めても20数cmの小さな像にもかかわらず、頭光に七仏薬師、後屛に日光月光、台座の四面に十二神将と、薬師フルメンバーを配しています。
背面に回ると、頭光と後屛の裏側の平らな面にもびっしりと細かい細かい紋様が彫られています。スタンプにしたい