「偽装死で別の人生を生きる」 エリザベス・グリーンウッド著

ニューヨークで小学校教師をしていた著者は学資ローンの返済額が10万ドルを超えてしまった。9番街のハドソン川を望むすばらしいアパートに住みながら、考えることはローンの返済のことばかりだ。安いアパートに引っ越して、身の丈にあった生活をする気にもなれないでいた。

そんな著者が考えたのは、死んだことにして、別の人間になりきれば借金のない生活を手に入れることができるという計画だ。

こうしてごく普通の女性が簡単に偽装死することができるのか実体験の旅が始まった。本書はいかに偽装死をするかを著者が試みた実話だ。

こんな例が紹介される。
詐欺罪で刑務所に出頭する日に