「ニュース・時事」の日記一覧

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「暗殺者の悔恨」マーク・グルーニー著、人身売買組織との戦い!

「暗殺者」シリーズの小説です。 シリーズの読書記録を9回、ブログにアップしています。 http://hamidashirakuen.blog.fc2.com/blog-category-174.html 今回は人身売買をテーマとしています。 送出国を東欧、特に、ボスニア・ヘルツェゴビナ。中継国を陸続きのクロアチア。受入国をEU諸国やUSAとして描いています。 投稿子も人身売買に…

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「ファクトフルネス」ハンス・ロスリング著、ざる情報を見分ける!

「(被告側弁護士の)ウィルバンクスだって真実を口にすることはある――自分と依頼人連中にとって利益になる場合にかぎってはね。でも、そんなことはめったにない」(ジョン・グリシャム著「最後の陪審員」) イングランド系アイルラン人のジョナサン・スィフトは代表作「ガリバー旅行記」の中で「「ひとつの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込むのかについて滅多に気がつかない。つまり、ひとつの嘘をごまかすために…

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「平成の経営」 伊丹敬之著

日本を代表する経営学者が、平成の日本経済情勢……失速、低迷、再生の30年……を検証した内容となっています。 序章のタイトルは「疾風に勁草を知る」。 平成の時代に日本は二度の大危機に見舞われた。 最初は1991年のバブル崩壊から1998年の金融崩壊まで。2008年にはリーマンショック。「疾風に勁草を知る」とは「はやい風が吹いて初めて強い草が見分けられるように、厳しい試練にあって初めて意志や節操の…

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「第五福竜丸」展示館には「死の灰」や小百合さんが贈った花もあった

第五福竜丸は1954年3月1日、ビキニ環礁付近で操業中にアメリカが実施した水爆実験で被爆した。第五福竜丸は危険水域の外、爆心地から160キロメートルも離れていたのだが……。乗務員23名のうち半年後に1名が死亡している。 「第五福竜丸」展示館はこの5月に改修工事を終了し、展示が再開されたので訪問してみた。 小中学生の姿が多かった。整然と案内者の説明を聞いていた姿が印象に残った。第五福竜丸は巨大…

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告発がリアルすぎ、政権から睨まれる?「官邸ポリス」幕蓮著

オビには「元警察キャリアが書いたリアル告発ノベル 本書の92%は現実である―」と大きな字で印刷されている。裏表紙の内側には「(著者は)東京大学法学部卒業。警察庁入庁。その後、退職」と。履歴はこれだけだ。ディープな告発小説なのか。 安倍晋三首相(別名で登場)政権を維持する目的でコトに当たる実在する組織(官邸ポリス)があり、官邸ポリスがよしとする政権を設立し維持するために、政権のダメージコントロー…

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「暴政 20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン」ティモシー・スナイダー著

【プロフィールの内容を若干変えました。また、なかなかコメントの返事ができなくて、申し訳ありません。】 ヒラリー・クリントン著「何が起きたのか?」で本書の一部が引用されていました。 引用は「イェール大学の教授、ティモシー・スナイダーは……事実を捨てるのは自由を捨てることだ。事実がなければ、基礎とするものがないのだから、権力を批判することもできない。事実がなければ、見るも哀れなことになる」と。 …

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ヌーベルバーグの旗手、アニエス・バルダ監督が亡くなった!

今日(2019年3月30日)朝8時のNHK BSの「ワールドニュース」、フランス・F2でアニエス・バルダ監督が亡くなったと報じていました。 何年か前、パリのダゲール街を散歩していたら、彼女の自宅(だと思う)を発見。 夫はジャック・ドゥミ。「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」の監督だ。 ダゲール街には林芙美子や金子光晴も住んでいる。今度、パリを訪問する機会があれば、その通りにある…

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「何が起きたのか?」 ヒラリー・ロダム・クリントン著

2016年11月8日に行われたアメリカ大統領選挙で、著者のヒラリー・ロダム・クリントンはドナルド・トランプに得票数では上回ったが、選挙人では74人の差で敗れた。 それに先立つ2015年4月12日、ヒラリーはアメリカ大統領選挙に立候補することを宣言した。以後、選挙戦を有利に進めてきたが、2016年3月16日、ウィキリークスが彼女の個人サーバーが受信した電子メールを公開したことから風向きが変わって…

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「トマト缶の黒い真実」ジャン=バティスト・マレ著

本書を読み終わって、台所にあるトマト缶の説明書きをじっくりと眺めてしまった。曰く「●品名:トマトソース●原材料:トマト、たまねぎ、大豆油、砂糖、にんにく、食塩、オリーブオイル、香辛料/塩化カルシウム(一部に大豆を含む)……●本製品は国内工場で製造しております。……」原材料の産地については触れていない。 トマトは食卓に欠かせないものだ。トマト缶には私たちがスーパーマーケットで見かけるようなトマト…

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69年前に起きた「三鷹事件」の現場で、聞こえるのは中国語ばかり!

昭和24年(1949年)7月15日、三鷹駅で無人列車が暴走しました。巻き添えをくって6名の市民が死亡。負傷者は20名。列車は玉川上水まで暴走したそうです。 謎に包まれた事件です。 あれから69年がたちました。現場の三鷹駅の現場に佇んでいると、日本語より中国語のほうがよく聞こえる。 三鷹は変わり、日本も変わりました。事件当時はチョコレートなんか食べたことがない人がほとんどだったのでしょう。今で…

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【海外旅行記】 ブダペスト、西駅周辺と難民の東駅(写真13枚)

8月に旅行したブダペストの西駅と東駅への旅行記を、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。 http://ikokuno.web.fc2.com/h1808_022budapest_station.html 西駅周辺には見所があります。 世界一美しいといわれれている「マクドナルド」へ行って朝マックしました。 また、世界遺産の美しい通り、アンドラーシを散策。市民の台所、レヘル市…

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【スイーツ】「ココリコ」(浦和)で「見世物には飽きた」と!

浦和駅から県庁に続く小道にある開放感があるカフェです。 暢気な顔をしてティラミスを食べている姿を通りがかる人に見られてしまいますが、それも愛嬌です。世間では見世物が大流行ですから。 テレビや新聞、国会でも加計学園問題を扱っていましたが、これもショーだと思えるほどです。読者も視聴者も、国会議員も。だれも真実が明らかになるとは思っていないのに? ぼんやりした雰囲気の加計さんとかいう人が現れて、…

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【読書】「石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの」清武英利著

「しゃべったら殺されます」 のちに「外務省機密費流用事件」としてマスコミが大々的に報じることとなる事件。任意での取り調べ中、警視庁で捜査二課の刑事に対して、男はこう言ったという。 この事件は2001年に発覚した。刑事は男が官邸から受け取った機密費を私的に使い込んだと見ていたが、外務省や官邸のエリート役人を巻き込んだ一大事件に発展してゆくと思われた。 本書はこの捜査を担当した警視庁捜査二課の刑…

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国家財政破綻の危機を叫ぶ! 「オペレーションZ」真山仁著

現在、日本が抱える政府の累積債務は1000兆円を超えている。このままゆくと、財政的に破綻するのは必定。この現実を踏まえた小説だ。 総理大臣は年間100兆円の国家予算を50兆円に削減して、財政破綻を食い止めようとする。 現在の歳出の内訳は、100兆円のうち、社会保障関係費33%、地方交付税交付金16%。この二つで49%を占める。ここに大鉈を振るわないと、財政再建はできない。 半数以上の高齢者…

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「週刊文春」編集長の仕事術(新谷学著)、文春砲、炸裂の秘訣は!

舛添要一前都知事の公金流用疑惑では週刊文春のスクープを受けて、新聞やテレビが疑惑を報道しました。新聞社やテレビは都庁内に事務所を設けてもらい、記者を常駐させているのだが、そこに事務所も記者もいない週刊文春の方が、迫力のある記事を書ける。新聞やテレビの記者は眠っているのだろうかと。 新聞、テレビの記者は、毎週、公用車で湯河原に行くのも知っていたはずなのに、報道しなかった。当然だと? アンテナが錆…

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板橋宿…近藤勇の墓、仲宿、遊女投げ込み寺、一里塚…を歩いてみた!

2017年10月23日にNHKBSで放送された「TOKYO ディープ」、「地味だけど 滋味にあふれた板橋」で板橋宿が取り上げられました。 板橋宿を歩いた写真を9枚、ブログにアップしました。 http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-4560.html 埼京線「板橋駅」すぐの「近藤勇」の墓から歩き始めました。斬首され、梟首されても立派な墓…

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「北朝鮮に消えた歌声 永田絃次郎の生涯」喜多由浩著

日本で一世を風靡したテナー歌手、永田絃次郎(金永吉)は北朝鮮に帰国して、どのように生涯を終えたの謎に迫った一冊です。 永田絃次郎は明治42年(1909年)に平安南道で生まれた。昭和3年に来日した。軍楽隊で学んだあと、テナー歌手としてデビュー。28歳で三浦環の凱旋公演、『蝶々夫人』の相手役に抜擢され、ピンカートン役でスターに。 51歳(昭和35年、1960年)で、日本人妻、子供と友に北朝鮮に帰…

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「偽装死で別の人生を生きる」 エリザベス・グリーンウッド著

ニューヨークで小学校教師をしていた著者は学資ローンの返済額が10万ドルを超えてしまった。9番街のハドソン川を望むすばらしいアパートに住みながら、考えることはローンの返済のことばかりだ。安いアパートに引っ越して、身の丈にあった生活をする気にもなれないでいた。 そんな著者が考えたのは、死んだことにして、別の人間になりきれば借金のない生活を手に入れることができるという計画だ。 こうしてごく普通の女…