郷愁を誘われる門前町。

傷ましいと言うか、人間の恨み嫉み憎悪、それらが嵩じて凶行に及んだ富岡八幡宮。
代々の宮司職を巡って命を懸けての凶行であった。

永代橋を渡って門前仲町の交差点を渡った辺りから、ようやく門前町としての雰囲気が見られるが、都心ではなかなかそれらしい感慨を覚えることも無い。

昔から寺社の門前町の佇まいが好きで、彼方此方訪れてはみたが、横浜市の端れ弘明寺の門前町、アーケード街は、近くでは郷愁を誘われる商店街として私は好きな町の一つとしている。

無信心な私には、寺社には無縁だが、往時、近所の神社の縁日の夜店のアセチレン灯の瞬きを覚えているからだろう。

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