連載:茶道 犬山城有楽流

旅で、茶の湯との出合い

 今回の旅で茶道関係2か所があった。
始めに、目的でもあった犬山にある国宝茶席三名席の一つ如庵、そして、たまたま観た司馬遼太郎記念館での特別展示、映画「関ヶ原」の中での一場面、秀吉と三成の抹茶での出会いの場面が展示してあった。

 如庵、信長の実弟で利休七哲の一人有楽斎が建てたものをこの地に移設したもの。武士の茶道有楽流は、私が若い時の茶仲間の一人が有楽流であり承知していたが、源のこの庵を訪ねるのは初めて。
 内部は、二畳半台目、床脇、腰貼り、また窓など随所に独創的な工夫がされている。
 他、目をひいたのは蹲の石、加藤清正が朝鮮から持ち帰った「