開けてびっくり

ドアを開けるとそこに満面の笑みをたたえた義弟が立っていた。
両手には大きなバッグが二つ。

あっ!
いけない!
今日だということをすっかり忘れていた。

妻も娘も仕事中で来れないが、僕一人で訪問するからと先日電話があったばかり。

ひえーっ、クリスマスプレゼントを交換する日なのだ。
こちらは何も準備していない。
プレゼントも食事も。

さあ、どうする。
今からじゃ何もできない。
汗汗汗。

あ、来てくれて嬉しいわ、さあどうぞどうぞ。
と片付けてもいない居間に招き入れる。

しょうがない。
しかも私は最悪の格好だ。
テーブル