新撰組の土方歳三は、「鬼の副長」としての驍名をうたわれました。どなたもご存知のことでしょう。
wikipediaあたりでは、あることないことを面白おかしく書いているでしょうが、土方の才覚は組織作りだったと思われます。
多摩郡(現神奈川県)石田村の農民の子として生れた土方は、実家秘伝の「石田散薬」を売り歩いていたようです。
写真でみるようになかなかの美男子であり、若いときから艶聞には事欠きません。
ところが売薬行商の歳三は、剣術に興味を持つうちに、江戸から出張教授に来ていた近藤勇と知り合いました。
当時の江戸の剣客は道場で飯が食えず、地