連載:童謡唱歌歌謡曲などのカラオケ 2

島崎藤村作詞の「初恋」を歌う

    初恋
 まだあげ初めし 前髪の
 林檎のもとに 見えしとき
 前にさしたる 花櫛の
 花ある君と 思いけり
     島崎藤村 作詞、若松甲 作曲、舟木一夫 歌

先日カラオケ喫茶でこの「初恋」を歌った。
明治30年(1897年)に島崎藤村が処女詩集「若菜集」に発表した詩に、若松氏が附曲し、舟木一夫が歌ってヒットしたもの。
店内はシーンと静まりかえり、みんな真剣に聴いてくれていたのが印象に残った。

詩の意味を私なりに解釈すると、
 まだアップしたばかりのあなたの前髪
 その姿を赤いリンゴの木の下で見た時
 あなたの前髪に挿した花櫛の花のように