連載:科学・数学

シンギュラリティは近いのか?(自分のためのメモ)

カーツワイル氏が、シンギュラリティは近いという説を唱え、かなり著名な科学者もその危険性を指摘し、今日に至っている。自分の感じた疑問は、以前の日記にも記した(下記)。

先日、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏の共著『教養としてのテクノロジー』という本に触れ、この中でシンギュラリティへの言及をみつけた。「AI」は「労働」をどう変えるかという第1章の文中で、シンギュラリティについて、「科学信奉」という一つの思想なのではないかと書かれている。

「・・・シンギュラリティは、指数関数的な成長を遂げると信ずる思想であり、「科学信奉」に近いものがあります。」
p.2