人類は、今、様々な試練に直面している。パンデミック、気候変動、核拡散、チャイナリスク・・・しかし、現段階で2045年、おそらく早まって2040年に訪れる決定的問題についてあまり顕在化していないことが気になる。 その問題は、「シンギュラリティ」 後、25年以内に、コンピュータの能力が人間を超え、あらゆる社会の営みの判断をAIが肩代わりするという問題である。しかも、AIは、自律的に進化出来るようにな…
シンギュラリティ(技術的特異点) という言葉をよく耳にする。 AIが人類の知能を超え人類が 支配される・・簡単に言えば。 AI=コンピュータなんでしょ。そういう 恐れがあるなら電源を断てばいいんじゃない。そう思っていた。 いや、そうなれば人間が電源コードを抜くことを阻止する方法をAIも見つけだす だろうと、話は続いていく 「マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る」(NHK新書) を読みなが…
Newton9月号特集「人工知能(AI)の全て;AIの仕組みとは?AIは社会をどう変える?」が載る。 AIは目覚ましい勢いで進化する。企業や研究機関が開発に凌ぎを削る。 AIとはコンピュータに人の様に賢い振舞いをさせ、近年1つのブレークスルーがディープラーニング技術だ。これに依り、AIは特定場面で人の能力超える働きをする。 1.AIって何だろう?簡単に纏める; ①AIとは人工知能だが、コン…
近い未来に、人類の知性をこえるAIが実現し、その後の社会になにが起きるのか予想すらできない(技術的特異点・シンギュラリティ到来)と、カーツワイル氏は予言した。ボクはその胡散臭さにうんざりして、そのことを日記にも記した。そんなものは来ないと。 数学者でAI研究に携わっている新井紀子氏の著書『AI vs 教科書が読めない子どもたち』を、注意深く読んでいる。このなかで新井氏は、AIが神になるのか、A…
私見ですがもうすぐ車は電動になり、モーターは車輪の中に組み込まれ、車の中にあるものはバッテリーとコンピューターだけになると思っています。 つまり今は数万点もの部品が必要ですが10分の一あるいは100分の一で済む、と思います。 代わり急速に伸びるのはより高速で効率的な翼を持ったドローンだと思います。ただしこれには必須の技術があります。小さい虫あるいは蜂、鳥が持っている群れになってもぶつからない…
カーツワイル氏が、シンギュラリティは近いという説を唱え、かなり著名な科学者もその危険性を指摘し、今日に至っている。自分の感じた疑問は、以前の日記にも記した(下記)。 先日、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏の共著『教養としてのテクノロジー』という本に触れ、この中でシンギュラリティへの言及をみつけた。「AI」は「労働」をどう変えるかという第1章の文中で、シンギュラリティについて、「科学信奉」とい…
アメリカのロボットのオーソリティが「ロボットはこの30年全く進歩していない、スリーマイルの時のスペックがそのまま福島で使える」と呆れていたがその通りだ。 もうAIの世界なのに全く考え方が30年前で止まっていると感じる。 例えば、原発そのものを地下に保存するなんて発想は全くないのだろうか? 原発の下にAIロボットで空洞を作り、そのまま沈めてしまう、300mでも1000mでも気の済むまでAIロ…
好きな映画に『アイ、ロボット』という人工知能の介助ロボットのお話がある。このロボットを開発した天才的な技術者は、やがて大きな悩みを持つようになる。この先に起きるAI(人工知能)の「自律、反乱」の事態を予見して、これをどう阻止するかという問題である。 この天才技術者の見た悪夢というのは、AIの頭脳の中にあったバラバラのプロトコル(規則)の断片が、「ある時」有機的に結合をはじめて、自律した知性を獲…
レイ・カーツワイルがやがて来る2045年問題を警告する形で書物などを出版した。この頃では「技術的シンギュラリティ」、あるいは「シンギュラリティ」などといって、AI技術の進展の先に来ると予測される、不吉な未来を危惧するような出版物も増えてきた。 カーツワイルの書物をむかし読んでみたが、途中で嫌になった。彼の主張は、それはないなというのが自分の実感で、その感じは今も変わらない。 しかしながらこの…