wakohが東大に入学したのは、戦後の窮乏生活からの復興未だ成らずの頃、1950年(昭和25年)だった。
徹底的に打ちのめされての、無条件降伏による終戦から、まだ4年半余りだった。
日本中、何処をとっても、政治・経済・社会・他、価値観の転換、旧体制の崩壊、新体制未だならず混沌の状況だった。
それは教育についても言える。学校教育の体制がすっかり変革し、旧制大学・高専・中学が廃止され、新制大学・新制高校・新制中学が発足した。
東大の場合、1949年に教養学部が新設され、発足した。wakoh達は、その2期生として、1950年に入学した。
だが、本郷に
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