連載:人間関係・交わり

大学教養学部時代のクラス会―昭和25年入学文一6Bクラス会(1012)

wakohが東大に入学したのは、戦後の窮乏生活からの復興未だ成らずの頃、1950年(昭和25年)だった。
 徹底的に打ちのめされての、無条件降伏による終戦から、まだ4年半余りだった。
 日本中、何処をとっても、政治・経済・社会・他、価値観の転換、旧体制の崩壊、新体制未だならず混沌の状況だった。
 それは教育についても言える。学校教育の体制がすっかり変革し、旧制大学・高専・中学が廃止され、新制大学・新制高校・新制中学が発足した。
 東大の場合、1949年に教養学部が新設され、発足した。wakoh達は、その2期生として、1950年に入学した。
 だが、本郷に