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「妄想の花」

りとむさんのコメントにあったこんな文を見たら、誰だって妄想が膨らむわ。

「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」
(昔年と同じように花は美しく咲くけれど、一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない)

あたし、あいつとは綺麗に別れたの。未練何てこれっぽっちもなかった。そりゃあ、オンナがいるってわかったときはショックだったわ。あまりにも悔しくて腹が立って、そのまま別れるだけじゃ気が済まなかった。

イジメた。何故こんな男と一緒にいたのか自分でも分からなくなるほど、詰まらない男に見えてね。そうなって家を出た。

わかってる、詰まらないのはあたし。さっ