藤沢散歩 ー浅太郎さんとの邂逅 遊行寺にてー

まさかこうしてお会いするとは思いませんでした。「10年ひと昔」と言いますが、右手の指を折っても足りず、左の指を折るぐらいになります。いえ、朝太郎さんは私のことはご存じありません。私の方だけが存じ上げてる次第で。
いえね、先だって松岡正剛さんが書いている「千夜千冊」という書評の中で、朝倉喬司さんという方の「走れ忠治」についての書評が載っていたんですよ。
『水滸伝なら梁山泊、酒呑童子は大江山、ロビンフッドにゃシャーウッド、ステンカラージンはヴォルガ河、毛沢東なら井崗山、カストロ・ゲバラはシェラマエストラ、国定忠治は赤城山』・・・。世界的な有名人に並んで忠治親