ボクの妻と結婚してください。(2016)

一昨日(19日・火)の晩、フジテレビで放映されたのを、サッカーも視ないでリアルタイム試聴。初見、原作未読、舞台版もドラマ版も未見。
すい臓がんで余命数か月を宣告されたバラエティ番組の放送作家が、愛する妻子の今後を託せる男をさがして妻と結婚させるという「最後の企画」を思い立ち、奔走する奇想コメディ。
まず、不愉快な映画ではなかった。いわゆる「感動」をおぼえる人も多かろう。しかし自分は、全体に「練り」が足りないと感じた。序盤の主人公の「思いつき」は何とも突飛で面白かったのだが、半ば以降は織田裕二が「死にかけ暴走バカ」にしか見えず、吉田羊の上手さや原田泰造の味