連載:百人一首2

[百人一首]18 住の江の

住の江の 岸による波 よるさへや
夢の通ひ路 人めよくらむ

住の江の岸による波ではないけれど
あなたは昼だけでなく、夜の夢の中ですら
人目を気にして会いに来てくれないのね

■■藤原敏行朝臣■■
能書家として極めて有名

あの空海と並び称せられるというから、よほどです。

もちろん、歌人としても有名ではありますが
書家としても引っ張りだこです。

特に多いのが、お経を書き移す仕事
いわゆる写経

みみずののたくったような字のお経を読むより
これは見事!という字で書かれたお経の方が
徳が積めるというもの

でも、写経は自分でやるから意味があるんじゃないの