五木寛之著「杖ことば」に見る人の生き方

「杖ことば」 五木寛之著 学研パブリッシング
2014年9月30日発行
ー「ことわざ力を磨くと逆境に強くなる」
「継続は力なり」
 自分の個性や体質をしっかり見きわめた上で、適量の基準を定め、それを大事にして生きる。そのことがいかに難しいか、またいかに重要なことであるかを「過ぎたるはなお及ばざるが如し」の言葉は教えている。
 それは天が、その人物を鍛えてその人を発奮させるために、あえて苦難を送ったのであり、その人の本性をより忍耐強く、今まで不完全だったところを補い、力をつけ、より大きな仕事を完成するような人物に鍛え上げているのです。
「苦あれば楽あり」