本来江戸を守る為に生まれたお台場ですし、黒船来航以来、恐れを抱いて8つ迄増やした大砲の台座も、一度も火を噴かずにバンザイだったのも時の流れの中の徒労でしょうか。
それとも、余分な負け試合をしなかった知恵とも言えるでしょうか。
今や観光の目玉の一つになったお台場ですが、実はゴミの捨て場だった13号地の名前を記憶することすら少なくなったことでしょう。
砲台も今は2つ残るのみで、それすらきっと存在感は薄いでしょうか。
ミニチュアの自由の女神に、その存在を奪われてもいますから。
或る意味お台場エリアは、高層マンションと居住地域の前の人工海浜、周辺に
連載:江戸とTOKYO