行田散歩 ー古代蓮の里を訪ねてー

虚子のお嬢さん、星野立子が詠んでいる句がある。
「蓋あけし如く極暑の来たりけり」
最短の梅雨明けから一気に夏へ。猛暑、極暑、酷暑、炎暑、甚暑などの言葉では足りない暑さが続いている。それこそ熱湯の大釜の二重蓋を取ったような暑さだ。
JR行田駅から臨時のシャトルバスで20分ほどで「古代蓮の里」に到着。暑さのせいもあろうが乗客は数人。
行田といえば昔は足袋の産地で有名だったが、需要の激減で何とも静かというか寂しい街になっている。ところが最近、池井戸潤の原作「陸王」がテレビドラマ化されて一躍行田の名が世に知れたという。行田市、老舗足袋店、青学の陸上部の協力と役所