父と暮せば(2004)

昨晩(11日・土)、TOKYO MX2で放映されたのをほぼリアルタイムで視聴。初見。原作舞台(井上ひさしの戯曲)も未見、未読。
原爆投下から3年目の夏の広島、被爆生存者である若き女性図書館職員の住まいにはあの時に死んだはずの父が待っていて、前向きに生きろと娘をけしかけるという奇想のヒューマンドラマ。
とても端正に、舞台劇的に作られている分だけ、ほとんどふたり芝居でおし通してしまう宮沢りえと原田芳雄のおそるべき力量に慄然となった。気持ちも入ったことだろう。涙とまらず。全人類必見。まさに、ふさわしい季節に、視るべきものを見た思いだ。それにしても、宮沢りえの四