連載:日常

野村克也さんの本より

書店で、野球の野村克也さんの『成功する人は、「何か」を持っている』という本を見つけ読了した。これまで歩んできた野球の世界で、凡才の自分がいかにして一流と言われるようになったかを冷静に分析、解説した本だ。とても感銘を受けた。

本の表題の答えは、目標に向けてたゆまぬ努力を続けること、といっていいかも知れない。

とにかく貧乏であり、才能もなく、華やかなところがなかった過去を振り返っている。食べるものにも困窮して、いつも腹をすかせていた少年時代から、どのようにして貧乏から脱すればよいのかを必死に考え実行したとのこと。新聞配達、アイスキャンデー売り、子守のバイ