ツバメのねぐら入り 平城宮跡

奈良市の平城宮跡で、「ツバメのねぐら入り」がピークを迎えている。毎夕、約5万~6万羽のツバメが集団で羽ばたく姿が観察でき、連日多くの市民がその様子を見守っている。

 「日本野鳥の会」奈良支部によると、ツバメは日の入り後約20分かけて、同宮跡のヨシ原に舞い降りて集団でねぐらを形成する。同宮跡には毎年8月中旬、5万~6万羽がねぐら入りするといい、関西有数の観察スポットという。

 今月16日には午後7時ごろから、約5万5千羽のツバメが渦を巻くような群れを作り、約2千平方メートルにわたって広がるヨシ原にねぐら入りした。春~夏に子育てを終えた親鳥や巣立った若鳥