さくらももこ著「ひとりずもう」を読んで

「ひとりずもう」 さくらももこ著 小学館文庫
2010年1月13日発行
ー八百屋の子供なんだから、ゴキブリぐらい我慢しろというのだろう。
 私の場合、我慢できないのものの代表がオバケと下痢とゴキブリだ。八百屋の子供だからという理由で我慢しろと言われても、とっくに我慢の限界を超えている。
 私は、ひとつも彼の事を知らない。表面だけが好きなタイプだったのだ。それだけの事で莫大な時間を費やし、くだらない夢を細部までこだわっていたなんて、いっぺん考え直した方がいい。
 私はすみれの花も大好きだったので、すみれにしようかなと思ったのだが、ふと「さくら、もも」と書い