連載:ハンドスカルプチャー(手に乗る彫刻)

ハンドスカルプチャー パロディ 「堪忍なぁカエル」

「井の中の蛙大海を知らず」
「蛙の子は蛙」
「蛙の頬被り」
「蛙の面に水」
どうやら蛙がお出ましの諺にはあまりいいものはない。
なかには「蛙の面に小便」とおっしゃる方もいる。
とは言うものの蛙の姿をよくよく見るとなんとも剽軽な恰好にも見えてきませんか。
漫画の始祖ともいわれる鳥獣戯画に出てくる蛙や、一茶の句「痩せがえる負けるな一茶ここにあり」「蕗の葉に飛んでひっくり蛙かな」などなんとも愛嬌がある。
この数年前から蛙の姿にユーモアを見出してハンドスカルプチャー(手に乗る彫刻)で遊んでみようと、パロディ効果を狙った姿態の蛙を製作、この日記にも蛙のパロディ三態