日日是好日 にちにちこれこうじつ

近くの書店で目に留まった文庫本には樹木希林さんと
黒木華さんの写真がありました。
「日日是好日」
買い求めさっそく読み始めると作者の森下典子さんの
ひとつひとつの言葉に、ストンと心に響いてくるものが
ありました。

例えば映画。若いころと年を経た今では、同じ映画でも
受ける印象には大きな違いがあると気付くものです。
「わかるもの」と「すぐにはわからないもの」は、
確かにあるもの、とも。

20歳の春、母に勧められてお茶を習うことになった
女子大生の典子がお茶のお稽古を通して気付く
様々な思い。
若いころ抱いていた自信のなさや自分の居場所
といった漠然とし