連載:童謡唱歌歌謡曲などのカラオケ 2

「故郷」のふるさとへ567

明治の末頃というのはどんな世の中だったのかと想像してみる。とりわけ田舎の風景はどのような世界だったのだろうかと思ってみる。
山には兎や鹿やいろんな鳥がきっとたくさんいたのだろう。高い山があって、その麓が里山になっていて、田んぼの脇には小川がある。そしてメダカやどじょうや小鮒が、冬には春を待ちこがれて。季節になれば元気な姿を見せてくれる。
それは村の子どもたちには絶好の遊びの対象になっていたことだろう。いやいやきっと兎も小鮒も食用としていたのだろうと思う。お寺の鐘も、とんぼも夕焼けさえも遊び相手になっていたのだろう。

   故郷
 兎追いし かの山
 小