連載:季節の花 4

紅葉の季節になって思うこと

紅葉と書いて「こうよう」と読む。でも「もみじ」とも読むから、読み方はなかなかむずかしい。
こうようと書いたつもりでももみじと読まれたり、その逆もたくさんあることと思う。

そもそもこの紅葉は大昔は「もみち」と読んでいた。
現在はもみじといえば紅葉をさすが、万葉時代は紅葉よりも黄葉が主流であった。だから「もみち」を題材にした万葉集のほとんどは黄葉をさしている。その数なんと137首のうち赤はわずか6首にすぎない。他はほとんどが黄葉の文字を使っている。

今日その紅葉を見に仲間5人と出かけてみた。
奥日光という場所が特別な地域などとは思わないが、そういう観点か