インド人の死生観/ガンジスに還る

岩波ホールで見たのはインド映画<ガンジスに還る>でした。”解脱(死去)”の近いことを知った父とその息子が主人公ですが、観客も私を含めて解脱の近いような人が殆どでした(笑)

>死期を悟った父親がガンジス河畔の聖地バラナシで死にたいと言い出し、息子は渋々休暇をとって父親に同行します。そういう人達の宿泊所「解脱の家(原題)」は滞在は15日間まででその間に解脱しないと出て行かなくてはいけない、という決まりですが、死なずに16年間も居続ける老婆もいまう。頑固な父と寝食を共にしながら、当初は衝突を繰り返していた父子も次第に理解し合うようになります。15日が近づいて