奇想天外きわまる独立譚。
国とはなにか、国民にとって国家とはなにか。ほかにも食糧自給自足論や医療立国論などなど、気宇壮大なテーマが矢つぎ早に読者に突きつけられる。
おまけに全編これ東北弁、ではなく「吉里吉里語」。はじめのうちは頭も目も耳もクラクラふらふらとなってしまったが、不思議なことに、読むうちに「おらぁ、なずんで」きたのにはおどろいた。慣れるんですね、言葉ってやつは。
日本から独立したいと、もし真剣に考えておられる自治体の長、あなた、村長さん、町長さん、市長さん、知事さんも、一度ぜひこの本を読んでみられては。
カテゴリ:アート・文化