エッセイスト森下典子著、2008年文庫で出版。これを今般映画化されたとのこと。
そのうちに観に行こうか思ってたやさき、突然「硬膜下血腫」で緊急入院手術となってしまい、5日前に退院となってしまった。そこで院床で読書となつた。
頁を進めていくと、私の茶の先生と私の茶道への感覚が類似する所多々あった。
まず、先生の雰囲気。私の師は、将校に嫁いでまもなく戦争に行き戦死。その後は一生一人で過ごされた。思うにこの様な家庭に嫁いだのは、多分先生も良家の家柄であったと思う。そこで培われたものが、その雰囲気をつくると思う。
そして、その様な雰囲気の中
連載:茶道 日日好日小説98