百田尚樹著「日本国紀」は憲法改正防衛力増強が必要だと(7)

ー原爆投下には有色人種に対する差別が根底にあるということだ。仮にドイツが徹底抗戦していたとしても、アメリカはドイツには落とさなかったであろう。昭和19年9月にニューヨークのハイドパークで行われたルーズベルト大統領とチャーチル英首相の「核に関する秘密協定」において、原爆はドイツではなく、日本へ投下することを確認し会っているからだ。
 日本は「ポツダム宣言」を受諾すると連合軍に通達した。ここに日本が3年9か月戦った大東亜戦争の終わりが決定した。
 同時に、16世紀より続いていた欧米列強による植民地支配を撥ね返し、唯一独立を保った最後の有色人種が、ついに白人種