「この国を揺るがす男ー安倍晋三とは何者か」(朝日新聞取材班)読む

「この国を揺るがす男ー安倍晋三とは何者か」
朝日新聞取材班 筑摩書房 2016年6月10日発行
ー岸氏は戦後憲法を、GHQによる押し付け憲法と批判するが、
「戦後の婦人参政権などが加わった新選挙法による国民の選良が、徹底的に討議して、GHQ案に日本人の意思と気持ちをこめてどんどん筆を加えたものが憲法です。それが押し付けなら、いまの集団的自衛権の方がはるかに押し付けですよ」(半藤一利)
 後藤田正晴は、自身の憲法観をこう語っている。
「平和主義なり、基本的な人権なり国際協調なり、ある意味における普遍的な価値というものは、日本の中に定着しておるのではないか、