【短歌】あけび庵

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【短歌】あけび庵
海割れて流氷去るや北の国しお吹く風の夜一夜にも       あけび庵

【参考】* 氷流る/流氷期/流氷盤/海明・・・
北の果てで氷結した海水が溶けだし、割れて海面を漂流する。この氷塊を流氷という。日本では一月下旬頃から三月下旬にオホーツク海沿岸にみられ、四月初旬には沖に退いてゆく。一夜にして去ることも。流氷が退き始めて船が行き交える日を海明けと呼ぶ。

しらじらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな
啄木

カテゴリ:アート・文化