【短歌】あけび庵

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【短歌】あけび庵
抜き足の差し足ならぬ霜柱猫のそろりや肉球探る       あけび庵

【参考】* 霜柱/しもばしら/霜くずれ・・・
寒い冬の夜などに、毛細管現象によって地上へ上昇してきた地中の水分が、地表のすぐ下で凍るもの。直径二~三ミリの氷柱が束になって上方へ伸び、土を押し上げる。長いものでは十センチ以上にもなる。

しもばしらみればわきくるざくざくとふむそのおととあしうらのきおく
ほくとせい
霜柱日陰はつひに崩れねば子が踏みくだきこころよげなり
森岡 貞香

カテゴリ:アート・文化