【今日の俳句】

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【今日の俳句】
情なふ蛤乾く余寒かな
炭太祇
底叩く音や余寒の炭俵
黒柳召波
吊れば鳴る明珍火箸余寒なほ
飯田蛇笏
あけび籠売るよろづ屋の余寒かな
奥井 信子
友人といふ男くる余寒かな
夏井いつき
隈々に残る寒さやうめの花
蕪村
*  余寒/残る寒さ・・・
立春を過ぎても、なお残る寒さを余寒という。
「春寒」「冴返る」なども暦の上で春になったあとの寒さのことを指しているが、特に「余寒」という季語は冬からのつながりを連想させ、寒々とした感じがする。

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重機立ち家の余寒を崩したり