【今日の俳句】

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【今日の俳句】(春)
ゆきつくす江南の春の光りかな    
貞徳
踏みきやす雪も名残や野辺の供
去来
見よとてや生まれ来し身の雪の果 
嘯山
ひざまくら重さ残れり雪の果
谷口桂子
春告ぐる名残の雪と思ひけり
稲畑汀子
夜半より雪の別れとよゝと降る
星野立子
傘さして吾子を身籠る雪の果
長谷川 櫂
*  春の雪/雪崩/雪の果て/名残の雪/雪の別れ・・・
春を迎えて、その年の雪の降り納めのこと。旧暦二月十五日頃に降ることが多いことから「涅槃雪」ともいう。春の季語である。

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町の屋根やらいの白や雪の