幼い頃から叔父に肩車の記憶の浅草です。
記憶を辿っても今の外国人客の賑わいも思い起こせません。
そして少し大きくなって知った叔父の小指が欠けていた訳も、仲見世のご主人たちが飛び出してきたことも・・・
終戦で死ねなかった特攻の生き残りの過ちは、こんな道を選んでしまったようです。
歳の離れた弟を気遣う母を思い出してもしまう場所です。
以前は、しばらく切なくて近寄れなかった地でもありました。
時の余分は、人生をも狂わせてしまう様です・・・
そして、今もまた、今は新たな占領下の浅草です。
三枚の写真の車夫を除けば、すべてが外国人です。
さらにホ
連載:酔狂ものの戯言