怪奇小説の一場面

毎日新聞朝刊の連載小説は、今、宮部みゆき作です。いろんな人物が、怪奇な話を、次々に展開する仕組みになっています。私は、もともと、実録物、ドキュメント物が好きなので、この系統は嫌いなはずなのに、毎日、欠かさず読むほど、はまっています。もう218回と書いてありますので、話は、相当進んでいるのですが、今日とりあげようとするのは、語り手が、武蔵野をさすらい、疲れ果てて、大きな民家の、大きな縁側に倒れ込んで、そこで怖い夢を見る場面だからです。
夢の中で、死んで、髪が抜け、目玉がなくなり、骨ばかりになって行くのです。怖くて、もがいても、どうにもなりません。「罪を告白