連載:自分史

− 空白の時代 −

精神障害者として認定された42歳から、双極性障害と診断され抗うつ剤を完全断薬した47歳までの5年の間、私には連続した記憶が無い。
日記も書いていないし、お薬手帳にメモ程度の走り書きすら残していない。
主治医に聞いてみたところ、
主治医:抗うつ剤の陰性作用で記憶障害を起こしたのかもね。あの時期は自分を客観視する余裕も無かっただろうし
と言われた。
なので、記憶している場面をなるべく時系列だと思われる順番に書いていこうと思う。

【難治性うつ病・不安神経症(パニック障害)】
私はこの病名で精神障害者手帳を取得した。等級は2級。
平成23年、私が43歳の時に障