祖母を偲んで

お彼岸も終わりなので、お寺へ供物を片づけに行った。
そのついでに、近くにある弁天ケ浜へ寄ってみた。

ここはバス路線の終点でもあるので、行き止まり感がある。
啄木の歌碑横にある踏切は、今月で廃止が決まっている石炭列車の専用線路を渡るためのものだ。

海岸まで出てみると昔は無かったテトラポットが吹き出物のように散らばり、「浜」と云うイメージでは無くなっていた。

海岸線のカーブに沿って石炭列車の線路が延びているのだが、その向こうに見える崖上には紫雲台墓地がある。

昔、この墓地の端に火葬場があって、私が大好きだった祖母が焼かれた時に煙突を見ながら大泣きした