孫の作品にホロリ

孫がプリント用紙をストックしてある抽斗から何枚か紙を引き出している。いつもは裏紙を使うのだが、今回はまっさらに拘っている。はて、何をするのかな。

翌朝、座卓の上に白い本。娘が置きっぱなしにして忘れているのかと思ったが、どこかいびつ。手に取って思わず笑ってしまう。孫の作品、ブックカバーだった。それなら裏紙でも良いのに。

昔、小学校の頃、教科書は母が包装紙でカバーを掛けてくれた。紙が薄くて、学期終わりには地の部分がすっかり磨り減っていた。
中高は学校の方針でカバー掛けが必至で、義兄の会社が出していた東山魁夷のカレンダーを大切に取っておいたものだ。これは他