ほんとうは死にゆく惨めな存在であるのに

(自分の気づきです***)


大部分の人が
他人は死ぬが、
自分だけは死なないと思っている。

ほんとうは
自分は「死にゆく惨めな存在」である。
いつ死んでもおかしくない。
これが現実の姿である。

しかし、
自分は明日も明後日も生きているはずだと思って、
のんべんだらりと生きている。

本当ならうかうかとしてなんていられない。
ほんとうにその事がわかっているなら
いまのようになんてしてはいられないはずだ。

宗教的に深い人というのは
自分が「死にゆく惨めな存在」
であることがわかっている人だと思う。

五木寛之さんは若いころ、
工事現場の道を歩いてい