三井記念美術館「鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝」

鎌倉にある円覚寺。昔、切手を集めたことがある古い人間にとっては、当寺 の“円覚寺舎利殿”の名前の方に馴染みがある。
古刹だとは知っていたが、建物を見ながら観光気分で行ったことしかないから、当寺の仏像・宝物に感心を寄せることはなかった。
今回の展覧会によって、その一部でも垣間見えたことは貴重な体験であった。が、やっぱり地味、器は当館クラスで十分、中身は重要文化財が多数あったものの、馴染みが薄かった。
「禅ー高僧ー人物崇拝」の構図は、分かりやすい。

★今回のお気に入り
特8・「墨蹟 七仏通戒偈」(東慶寺)…漢字とセイロン語(バーリー後)の賛が珍しかった
4