松尾芭蕉の世界…あけび庵

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松尾芭蕉の世界…あけび庵
野ざらし紀行は、松尾芭蕉が門人千里とともに生れ故郷伊賀上野へ
旅をした、その道中を描いた紀行文です。
【野ざらし紀行】を追って
:伊勢神宮・西行谷・・・
伊勢の影情も身にしむ松風の法師の歌や一の鳥居や    あけび庵
山吹けば萩こぼれ散る杉木立              あけび庵

【参考】
蟬たちのこなごなといふ終はり方     澤田和弥 
「蟬が一匹こなごなになって死んでいる」という客観では
なく、どの蟬も自らの意思で行方を処しているかのような
言い換えれば作者の内面のカオスが蟬に投影され、独自に
映像化されている