ルーブルに美しい母子像を見る アロマ
くさめしてもとの美貌にもどりけり 木野綾子
サングラス驕慢にして美貌なる 吉田無郷
桜咲く花の顔麗しく アロマ
仮名書に生きて美貌のかたつむり 橋石 和栲
夏の河美貌の少年工が佇つ 草間時彦
絵の中に遠き日の美貌古都の初夏 アロマ
金髪に白いセーラー服の異国人 アロマ
夏羽の美貌の水夫へ貝つもの 攝津幸彦 未刊句集
蛙の夜美貌看護婦が血を採りに 安住敦
柿啖ふ少女の美貌樹に跨がり 三橋鷹女
紫蘇しぼる美貌やここも院址にて 桂樟蹊子
自らの美貌