コイの恋芽生え

この頃は初夏を思わせるような清々しい陽気が続いています。

暑くもなく寒くもなく、空気が乾燥しているせいか大変清々しい一日でした。

江戸時代の小話「鯉の滝登り」に、ある男が生きた鯉を抱かえて大川の橋の上へ来かかったところが、鯉がはねて川の中へ逃げてしまった。

途方にくれていると、水を一ぱいたたえた桶をかついだ水屋がやって来たが、これがとんだ侠気のある男で、事情を聞いて大いに同情し、それならわっしが鯉を取り戻してやると言って、どうするかと思うと、滝だ、滝だと言いながら、桶の水を大川にザアザアあけたそうだ......。

女神湖では「コイ」がメスを求めて