明日に架ける橋

久しぶりに谷村の「昴」を聴いた。
「昴」には思い出がある。
まだ20代だっただろうか、児童文学の岩本さんと知り合った。どういう経緯だったか忘れてしまったけれど、手紙のやりとりをしていた。まだネットもメールもなかった時代、遠く離れた二人をつないでいたのは手紙だった。
当時将来そんな道に進めたらいいと夢を見ていたので、そんな関係で知り合ったのかもしれない。
京都の自宅へお邪魔して本を何冊かいただいたり、一緒に彦根へ旅行に行ったこともあった。

岩本さんは胸を病んでいた。
自分のテーマソングだといって、「昴」の歌詞が書いてあった。
京都の細い路地を入った家で、