紀貫之(きのつらゆき)の世界

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紀貫之(きのつらゆき)の世界・・・あけび庵

【土佐日記】を追って まとめ
土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき)が任期
を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に船旅)を描いた
平安時代の日記文学です。
:男もすなる日記といふものを
門出より女もするなり土佐日記師走書きつくいささかものに
四年果て五年なるや解由取りて館より船へわたり出でたり
見送りの別れを惜しむ夜も更けて神仏祈願馬のはなむけ
一文字知らぬ者どもその足は踏みてぞ遊ぶ十文字なる
呼び文の守の館より持て来たり日一日遊ぶ夜一夜明けて
日一日遊ぶやうにて明けにけり